アキマルバンブーロッズ40周年記念竿
AKIMARU 40th Anniversary Rod
New 804 HEXA TROUT 3pc &
783 HEXA YAMAME 3pc
アキマルは今年で創立40周年を迎えることになりました。これも一重に皆様方の応援のお陰です。有り難うございます。
“ギャリソンを越えた竹竿 ” 最初のアキマルバンブーロッドの雑誌宣伝コピー。当時37歳の青二才、しかしこれは意図した大言壮語。バンブーロッドビルダーで世界を目指すのだと言う覚悟を象徴する言葉で、自分を追い込んだのです。この自身で放った言葉がホラにならないように頑張って来て、2017年手に入れた評価は自慢です😁 “ギャリソンの銘竿209を振った時に覚えた感動と同じ物をこの竿に感じたよ。有り難う” 友人のレジェンドバンブーロッドビルダー Per Brandin が私のオリジナル794HEXA Henry's Fork Specialをキャストした時の好批評。このPerの言葉には正直、頑張ってきて良かったと、心から思いました。
今年、創立40周年は一重に皆様の応援の陰。日本は勿論、FF世界の本場アメリカやイギリス、ユーロ、今年1月にはなんと南アフリカからのオーダーなど、世界でも高評価が貰えるバンブーロッドができるようになりました。本当に有り難うございます。
ここまで人生を賭け、努力して来た事は自信を持って断言出来ます。しかしまだ終点が見えないのもバンブーロッド、40年目の課題も決まっています。まだまだAKIMARU は進化し続けます。是非これからもAKIMARU BAMBOO ROD宜しくお願いいたします。
アキマルの40年目のテーマは HEXAの3pc。
2年前アキマル・ロッドメニューの2pc HEXAバージョンがほぼ全てが完成。それを期に以前から進めていたHEXAの3pc製作を加速。試作を進めるうちにやはり3pcには3pcの良さがある事を改めて思いました。
HEXAバンブーフェルールロッド2pcの利点は中央部のジョイント部位も曲がる事でアクションが良くなると言って来ました。又このHEXA中央ジョイントが2pcのロッドの腰を作って強さを形成しています。しかしこのロッドの腰が強過ぎると、良いサイズの魚のバレや、弾きに繋がる事が実釣りでわかりました。この問題は、ほんの僅かの差ですが、HEXAジョイント内のPINサイズを対面で0,002インチ、バットの一部を対面厚で0,004㌅細めてやる事で新鮮なセミパラボリックアクションになりました
このセミパラボリックアクションの魅力を覚えた時に、同時に考えたのが HEXA 3pc 。
3pcにしてロッド中央からジョイントを無くせば、ロッド中央の曲がり=反応が2pcより早くなり、ショック軽減要素が増し、バレや弾きの確率は下がる筈。この考え方と2pc HEXAのテーパーを元に HEXA 3pc 8'0" #4 テーパーを作成。結果去年暮れ発表した 804 HEXA 3pc ASHIZAWAの完成となった訳です。
この804 HEXA 3pc や同時進行している783 HEXA YAMAME 3pcで見えたのは、8’の3pcの各セクションの長さ=約84cm位の3pcだと2pcと比べスロー感が増す事。同じく783HEXAも3pcの方が2pc より少しスロー感が増します。しかしもう一種同時に実験している、極端に短いショートロッド・トラウト用 6'0"以下の #3 3pc の各セクションの長さ=60cm以下になると逆に曲がりにくくなり、ロッド全体の強さが増すんです。どちらの要素も現実。この相反する要素を上手く使い分けて、2pcとは又違った良い味の3pc HEXAが誕生したのです。
最初の写真は 8'0" #4(WF4F) 3pc の804 HEXA ASIZAWAの美しい滑らかなベンド
次の下の写真は上側のロッドは804 3pc HEXA 、下のロッドが同じく3pcを計画している783 YAMAME 7'8" #3 のベンド。トラウトロッドテスト用の同じ重さの負荷をかけています。ベンドの状態はよく似ていますが804 3pc はセミパラボリックアクション、783 YAMAMEはプログレッシブ・ミディアムアクションという印象です。
新感覚のHEXA3pc 、先ずは804 HEXA 3pc セミパラボリックアクション 40周年記念竿として発表です。
今年からのHEXAには写真の市場最小径 15,3mm の銘木スペーサー、オリジナルPocket Cap & Ring のNew Design金具のロッド仕様になります。
AKIMARU BAMBOO RODS
Email akimaru.rods@gmail.com Cell phone 090-8393-2427