10日に1回、竹竿屋の風景をお届けします。
3月31日 311大震災から20日、山女魚釣解禁日から1ヶ月、釣に行けないでいる。
被災地で苦闘している友人達の事を思うと釣にいけないのだ。
昔、ある本にスーパースター“マイケル・ジョーダン”はバスケットが楽しめる世界が存在するからマイケル・ジョーダンなのであると有った。
私のバンブーロッドもしかり、釣が楽しめる世界があるからこそバンブーロッドの意味が有るのだ。
バンブーロッドの意味とは人生の大切な時間を楽しく有意義に過ごす為の道具。その物を所有する喜びなど等。人間が生きていく上で必要な、人生の余裕や精神の安らぎ等の幸せと言う部分に関わる大事なツールだと考え、誇りを持って数十年作り続けてきた。しかし今回の人智を超えた大災害のまえに、自分の存在とバンブーロッドの存在について改めて考えてしまう。
そして結論。今は確かに生き延びる事、今の最悪の状況と戦って勝つ事が最優先課題だと私も思う。その後必ず釣を楽しみたいと言う余裕が持てる時が必ず来ると確信している。
何故ならば私が日本人であるからだ。日本と日本人の強さと誇りを改めてこの大震災が教えてくれたと思いたいのだ。それしかこの大震災の意味が分からない。
6月19日20日にアメリカ、アイダホ州ヘンリーズフォーク河畔で開催される
「バンブーロッドミーティング」に、敢えて今年無理を押して参加する事にした。
日本のバンブーロッドビルダーとして!!
な~んちゃって1人吼えるおっさんが九州にいた。
正義は勝つ!! だぜAさん。