2022年12月4日日曜日

2pc が3pc ロッドに生まれ変わります。

 W杯 Best 8  !!  頑張れNIPPON !!

 三苫の頑張りで、1mmが日本中を幸せにしてくれた。
 後一つ、日本サッカー界に新しい風景が生まれるのを心から願う2022年12月4日である。1991年11月1日のJリーグ発足以来夢に見たW杯 Best 8 、三苫と久保に、富安がクロアチアを仕留めてくれると信じたい。あと2日間、作業は又も手につか無いようだ。

 AKIMARU BAMBOO RODSの発足がJリーグより、丁度10年前の1981年。お陰様でワールドクラスのお客様に恵まれる様になった。この間製作したAKIMARU Bamboo Rodsは750本を超えた。

 100年を生きる竹竿

 毎年オフは、永く使って頂く為に、以前納竿したアキマルロッドのメンテナンスや修理などお受けしています。
 改めて、AKIMARU BAMBOO RODのメンテナンスや修理などのお知らせです。
 ◉経年変化に伴うブランクの曲がり癖のチェックと修正、スクラッチ傷の手当て
 ◉長年使用のガイドの磨耗チェック、その上で必要であれば、新品に交換。同時にブランク全体の汚れを可能な限り拭き落とし、再度オイルの拭き上げ等
 ◉リールシートのコーティング直し及び交換
 ◉フェルールの嵌合部チェック
 ◉経年使用のラッピングの割れ等のチェックと巻き直し、コーティング
 ◉長年使用によるグリップ交換とブランク仕上げなおし
 旧世代HEXAから現行新型世代HEXAへのジョイント部位変更
 ◉旧型メタルフェルールから、最新型Micro Ferruleへのジョイント部位変更

 ◉アキマルからのお勧め。
 2pcから3pcロッドへの作り替え
 上記のメンテナンス / 修理以外に、以前のアキマルロッドでメタルフェルール仕様の2pcのロッドを3pcのロッドへの作り替えも可能です。
 特に大物釣りの方にはお勧めです。2pcでは無理できなかったサイズでも、ロッド中央部へのストレスがなくなる3pcロッドではランディングが可能になる場面が多々あります。
 ◉嵌合部の長かったノーマルサイズ・メタルフェルール製 2pc から、軽量、一層構造のMicro ferrule の 3pc 変更。それまでの2pcと同じテイストの3pcロッドに生まれ変わります。
 ◉今までの2pcとは違う長さ、違うアクションの3pcロッドへ変更も機種により可能です。
 ◉ HEXA 2pcからMicro Ferrule仕様の3pc へ変更は可能です。但しHEXA 2pcからHEXA 3pc への変更は出来ません。

 旧ロッドが 新 AKIMARU 3pc Rod に生まれ変わります。新思考のAKIMARU 3pc Rアキマルからのお勧めです。
 
 その他アキマルロッド全般のメンテナンスや修理交換、2pcから3pcへの変更などなど、ご遠慮なくアキマルまでお尋ね、ご相談下さい。
(他メーカーロッドの修理やメンテナンスはご遠慮ください)   
 先ず、お手持ちのアキマルロッド送って頂けば、アキマルがチェックいたします。
 簡単なメンテナンスのみであれば送料のみお客様に負担して頂き、作業は無料でやらせて頂きます。
 修理や部品交換作業などが必要な場合のみ、お見積もりの上で、実費をお願いいたします。

  下写真は部品の交換の実例です。右のロッドは年間使用回数約30日(3本のYAMAME Rod併用)で、経年変化3年後のアキマルYAMAME 7'4"  #4  2pc。
 左は5年間約90日釣行、此のロッドだけを使い、その上で、お客様のご希望でガイド交換とラッピング、コーティングやり直し、リールシート、グリップ、フェルール交換、ブランクのオイル仕上げ直し等を行い、ほぼ新品同様になったアキマル YAMAME 7'0" #4  2pc。5年の使用でブランクがこなれ、ロッドアクションが納竿当時よりも滑らかになっていました。大切に使ってもらっている事も分かり、新シーズンはより良い釣りが想像出来るとのオーナーの御礼のメールが届きました。

 『100年を生きる竹竿』
 1981年創設以来、此の言葉を肝に銘じてやってきました。アキマルロッドのメンテナンスや修理や新規ロッド製作も含め、間違いなく後を託せる後継者も上手く成長してくれています。
 「100年生きるアキマルバンブーロッド」 
 オーナーの扱い方一つでバンブーロッドという道具が生き変わります。アキマルバンブーロッドは一生ものの道具として、是非大事にしてやって下さい。





 AKIMARU BAMBOO RODS    メンテナンス 及び 修理、3pc への作り替えなど、直接下記アキマルまでご連絡ください。ロッドをアキマル工房まで送って頂き、チェック。必要な内容に合わせ実費で修理や部品交換、作り替えなどやらせて頂きます。お申し込みの順番で作業にかかります。

AKIMARU BAMBOO RODS 
 
Email   akimaru.rods@gmail.com        
Phone  090-8393-2427 (10時〜19時)

AKIMARU BAMBOO RODS
http://www.akimaru.jp
Email   akimaru.rods@gmail.com
Phone  Office 092-980-2123     Cell 090-8393-2427

2022年11月15日火曜日

TOGETHER FISH !! キャンペーン実施中

 贈り物ロッド
 11月10日、毎年この時期になると、クリスマスやボーナスが絡んだ贈り物ロッドやお祝いロッドに関するお問い合わせやご相談が多くなる。
 贈り物は受け取る人の好みに合うロッドだと最高の贈り物。
 そこで今日はアキマルのバンブーロッドを最高の贈り物にする為のベストのオーダー方法をお知らせしましょう。
 AKIMARU BAMBOO RODS  オーダーに際して

  ◉アキマルのバンブーロッドは全て、正式オーダーをお受けしてからの、製作、納竿・納品の形を取っています。正式オーダーの決まった順番で、製作、納竿・納品というデリバリーになってますので、贈り物ロッドは1年〜2年前のオーダーがベストです。

 ◉アキマルロッドは、アキマル自身が製作、アキマル自身がフィールドテストを繰り返し、目標サイズの魚を実際に釣って、合格したロッドが Standard Model として登録されています。

  ロッドは大きく分けて2種。HEXA Bamboo Ferrule Rod と 新製品 ROX 3pc 

 ◉オーダーの際、お客様ご希望のバンブーロッドにより近づける為に、アキマルでは、詳細な打ち合わせをさせて頂きます。

 ◉可能な方には、アキマル工房近くの室見川で、ご希望のアキマルロッドを実際の川で、水に絡めてキャストして頂きます。

 ◉又はアキマルが帯同し、アキマルロッドでお客様の得意川、もしくは岡山県湯原のにじます自然釣り場で、実際に釣りを一緒にやって頂くことも可能です。

 これらのアキマルとお客様の共同作業で、アキマルとお客様の共通理解が深まり、ご希望のロッド完成図がより鮮明に浮き上がるからです。是非アキマルロッドでアキマルと一緒に釣りましょう。

 
   TOGETHER FISH キャンペーン実施中

 アキマルHEXA及びROXバンブーロッドの性能や使い勝手を知って頂く為には、川でキャストしたり、ご希望のアキマルロッドで釣りをやって頂き、実体験、実体感するのが一番です。

 アキマルではご希望のアキマルロッドでキャストや釣りを実際にやって頂く、   
 TOGETHER キャンペーンを実施しています。

① アキマルバンブーロッドのご興味のある方には、ご希望のロッドを川で実際にキャストしていただけます。

② アキマルロッドご購入予定の方には、ご希望のアキマルロッドでアキマルが帯同して釣りを一緒にやりましょう。シーズン中限定

③ ①②どちらの場合にもキャスティングレッスンや釣り方のレクチャーをご希望の方は、お申し付けください。実際の川でレクチャー実施いたします。
 ご希望の方は事前のご予約が必要です。
 アキマルと実施日時や場所の打ち合わせましょう。
 TOGETHER FISH  詳細は、直接アキマルまでメールかお電話でお尋ね、お申し込み下さい。

 AKIMARU BAMBOO RODS   
    Email  akimaru.rods@gmail.com   
 Phone 090-8393-2427


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 HEXA
 Hexa はギリシャ語で「6」
 HEXAはAKIMARU BAMBOO RODSで製作する現代のセミホロービルド・バンブーロッド。  アキマルオリジナルHEXAジョイントを採用したバンブーロッドの総称。

                上写真は現行の第10世代 HEXA  64小太刀  6'4"  #4   2pc  TROUT  
 

 HEXA ジョイント
 ホロービルト作業で派生する6角穴に、同サイズのオスのブランクを差し込む、AKIMARUのオリジナルジョイント。オスの内部に正6角形のカーボンPINを内臓し、ジョイントの強度を作り、滑らかなロッドアクションを作り出す。ジョイントオスの外観は6角のバンブーブランクと同じ外観。2pc 及び 3pcが製作されている
               

 下写真は HEXA ASHIZAWA   804-3pcのMid Tip 間のHEXA ジョイント。
  Mid メスとTipのHEXオス。6角のスピゴット方式のオス、オスの根本にはコルクのディスク。オスをメス穴一番奥、このコルクディスクまで完全に差し込む。

 
 HEXAの心臓部 
 下写真はHEXAの心臓部。オスと内臓しているカーボンPIN。6角のカーボン棒をフリーハンドで正6角形に削り出す。このオスの6角のサイズの太さとメスの壁厚で適正強度を作る。
 


 HEXAの実績
 国内のダム指し鱒の60cm~62cmはHEXA 6'4" #4 2pcで。北海道の瀬が絡む野生鱒やアメリカの銘川 Henry's Fork の一等強いWild Rainbow TROUT 50cm~58cmはHEXA 804-3pc  #4  や 7'9"  # 4  のHenry's Fork Special HEXA2pc、Number-5  8'0" #5  2pc 等で取れている。

 2015年アメリカのCatskill Fly Fishing Center & Museum (通称Catskill博物館)でHEXAのEXHIBITION,  「 The JAPANESE ARTISAN SPIRIT 」開催
 Per Brandin と803-2 HEXA  8'0" #3  2pcのコラボレーションHEXA製作
 Tom Morgan と764-2 HEXA  " Aki & Tom " 7'6" #4  2pc コラボレーションHEXA 製作
 我が師 芦澤一洋氏の名を頂いたASHIZAWA 804-3HEXA  8'0" #4  3pc  HEXA 製作
 Hoagy B. Carmichael  希望の Catskill用 TROUT Rod  HEXA 7'6"  #5  2pcも制作中


 HEXA Bamboo Ferrule Rod and ROX 3pc Bamboo Rod 
 Standard Model 

 HEXA 2pc

 64小太刀     6'4"   #4   TROUT
 70小太刀     7'0"   #3/#4   YAMAME
 渓風          7'4"   #4   YAMAME
 鱒王          7'6"   #4   TROUT  
 HF Special   7'9"   #4   TROUT
 804 HEXA   #4   TROUT  E-type, G-type, JJ-type など3種  
 Number-5     8'0"   #5   TROUT

 HEXA 3pc

 渓風         7'4"  #3    YAMAME
 鱒王         7'6"  #4     TROUT
 HF Special                 7'9"  #4    TROUT
 ASHIZAWA               8'0"  #4   TROUT
 Number -5                  8'0"  #5   TROUT
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 ROX Micro Ferrule 3pc

 ROX564-3     5'6"  #4   YAMAME/TROUT (下写真のダム指し野生鱒65cmをROX564で取った)
 ROX603-3              6'0"  #3    YAMAME
 ROX6104-3            6'10" #4   TROUT  
 鱒王764-3              7'6"   #4    TROUT
 794-3 HFSpecial    7'9"  #4     TROUT
 
 ROX 
 ROXはAKIMARU BAMBOO RODSの最新モデル。
 オリジナル1層構造のMicro Ferruleを使った、3pc Bamboo Rod の総称。
 軽量、極小のMicro Ferrule Joint が滑らかでスムーズなロッドアクションを作り出す。
    下写真はROX 6104-3  6'10"  #4   3pc TROUT。


    AKIMARU BAMBOO RODS
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2022年10月23日日曜日

神鱒/ 北海道の秋釣り

 外れた狙い

 10月の8日から12日まで秋の北海道を釣ってきた。

 やはり北海道の秋釣りはあらゆる意味で難しい。

 北海道でもアメリカでもドライフライでしかやらない私達には秋の北海道釣りは厳しい。夏の北海道はドライフライでしっかり50アップの大鱒が取れる。鱒が更に大きく、強くなる秋鱒の剛力釣りはもっと楽しい。夏と比べ秋は釣り自体は渋くなるのだが、出るとデカイ。そんな秋鱒を狙って、北海道に行くのだが・・・・・・今年の希望の秋もやはり厳しかった。初日は大雪山の冠雪から始まった。

         

 天気は氷雨と強風に低水温。お目当ての奔放で豪快な北海道野生鱒は期待薄。渋〜い#18コカゲロウのソレも水面に張り付く様なライズばかり。午後2時間だけの初日は取り敢えず様子見。本命は全く姿を表さず。親友が小鱒1匹で終了。

 2日目から本番。いつもの様に地元T名人がガイド。しかしお目当ての下流域・本命場所は、水量がなく、本来大鱒が出てくる平瀬は、急増した釣り人の渡渉コースになってしまい、大物は出てくる気配全くなし。待っても無駄な様なのでフライを投げるが、咥えるのは35~40cm弱の若い姉ちゃん鱒ばかり。すっかり狙いが外れた私達73歳の同級生コンビは、釣り人の滅多に入らない上流部へ。数は少ない。しかし出るとでかい。そんなに上手く行くかいな?!

神様の聖域

 そこは明らかにヒグマの縄張り、山神様のおわす、神の聖域。

 風がザワザワと勢いを増す。天候は此処も同じ、初めから雨具の必要な氷雨に強風、間違いなく山神様の獣領域。先ずは急勾配降りのアプローチ。スタッフで足元を確かめながら、滑る泥の斜面と濡れた草叢と枯れ葉を踏ん張り、目を刺す枝を交わし、倒木の下を潜り、やっとたどり着いた野草の平地は湿った冷気が静かに漂っていた。 

 ここでお約束の大声での山神様へのお祈り。『神様〜悪い事は致しませ〜ん!!今日も1日遊ばせてくださ〜い〜〜〜‼️』加えて北大熊研のご推薦、お守り言葉 『ホ〜〜〜イ‼️ホイホイホイ!!』そして更に熊避けホイッスル。地元T名人がまず、手本を示す。ソレに続いて、私も負けじと大声で復唱する。これでいつも無事。若い連中には理解出来ない釣りの儀式である。この神聖で不気味なまでの森のエリアには、このお祈りとお叫びがドンピシャで嵌る。

 大蕗と大笹の深い藪、ケヤマ榛の木やクルミやドングリ、紅葉などなど、落葉樹の原生の森、滑る落ち葉と抜かる足元、苔むした岩を越え、老木倒木のジャングルをホーイホイホイを叫びながら、ホイッスルで存在を示しながら目的ポイントを目指し進む。腰の熊鈴も負けてはいない、「ジャンジャン、ジャジャン!!」20分程で対岸に赤い紅葉が見える。空間が少し開けた。

 足元は砂地・・・砂地に・・・・・獣の足跡?熊?・・・・・・いや、鹿だった。そこはわずかに陽が差す、長い荒瀬下の開き。名人お勧めの大鱒ポイントだ。数日前の偵察で名人が大鱒を確認してくれている。私も過去、夏に2度、大鱒に切られている。名人はこの場所で数回良いサイズを取っている。この場所での良いサイズとは45cm?いやいや、50cm???? まだまだ。その上の大鱒だ。



 ひたすら待つ釣り

 苔むした岩に腰掛け、ライズを待つ事約1時間半、ライズは水面直下の?マークでしか見えない水面の小さなヨレだけ。更に待った。待ちくたびれて2時間、我慢も限界、#18のPMD スペント・スピナーを結び、投げた2投目、掛けるがやはり35cmの当て外れ。その後更に一時間待つが大鱒の気配なし。
 見えるのはひたすら落ち葉と枯葉だけ。
 意を決して、場所を下流に移動。
 腰が痛い。滑る流れに、ただただ転倒を注意して進む。
 狙いは大きな二つの荒瀬が重なった下の開き。
 先ずは上流50mの中洲から目当ての水面を偵察。10分待ったが何もない。
 「今の内におりましょう」
 腰をかがめ、足音を消して、笹の茂みを下流に進む。懐かしい河原だ。
 T名人は岩に座り、私はスタッフに寄りかかりながら立って魚を待つ。
 対岸に美しい紅葉が張り出している。風は相変わらず冷たい。茶色の枯葉が舞って、水面に落ち葉の流れを形どる。上空は黒い木立が風に煽られている。揺れる度に枯葉が舞う。木々の向こうに見えるダークグレイの雲が足早に動いて行く。
 そこも2時間待ったが気配なし。これで2日目も終わる・・・と思った14時15分、出た!!
 明らかに50cmオーバー。口から背鰭までを見せる潜水艦の浮上の様な大鱒。
 私は後退りしながら、口に握り手をあて振り返ってT名人を見た。Tさんも無言で、・・・・出・た・ね、と言っていた。
 しゃがみ込んで、無言で2回目を待った。待った、まった、待った、しかしその後は全く何も起こら無かった。
 意を決して数投投げて見たがまったく何も起こらなかった。諦めきれず、その後も待ち続けたが、何も無し。その日はギブアップ。
 興奮冷めやらぬ中、ヨレヨレの爺様2人、冷えきった車へたどり着く。
 T名人の熱い番茶が旨かった。茶を啜りながら、私は言った。「後残り2日間、あの大鱒に賭けさせてください」と!!
 しかし次の日も状況は氷雨、強風、低温、に加え、落ち葉の流下量が半端ではなく、ドライフライの釣りは成立する状況では無かった。
 午後3時ギブアップ。
 その日は諦めて、大鱒のいるだろうスポットを想定して、プレゼンテーションの練習。透明度100%の流れへの、右へのダウンキャスト、ピンポイントのリーチキャストは難しい。岸際の障害物の下に必ずいるはずなのだ。その日はそれで終了。帰路の上流への渡渉は、爺様コンビはもう息も絶え絶え、「ホ〜〜イ!!ホイホイホイ!」の掛け声もヘロヘロだった。

 そして・・・

 そして最終日、入渓時お約束の釣り儀式は、それまで以上に気合を入れて、念入りにお祈り、いや完全な神頼み。
 『神様〜今日が最終日で〜す。悪いことは決してしませんので、どうかよろしくお願いしま〜〜〜す!!
 そして目当ての荒瀬の下へ。『ホ〜〜〜〜イ‼️ホイホイホイ!!

 待つ事1時間、今旅、初めて陽がさした。風の冷たさも昨日までとは違う、落ち葉の量もぐんと減った。気温も今までよりも幾分高い。何より良いのが昨日までとは違う柔らかな東風、この川の東風は釣れるのだ。良い事が起こりそうな気配。そこで早めに昼食。そしてまた待つ、待つ、待つ。ひたすら待ち続けて、やっと始まった#18コカゲロウの流下。
 それに合わせる様に、ゴボッっという音、12時15分。
 ライズだ。ライズだ!コカゲロウのダンかスピナーだ!!間違いなくライズだ!
 はやる気持ちを押さえ、2人で顔を見合わせて、ニヤリと笑った。
 姿を気取られないように河原にしゃがんだまま次のライズを祈った。
 2分後、ちょっと右手でボコッ!!さらに1分後また別の場所でゴボッ!!
 それを待って私は石の川原をにじり寄った。
 膝で音を立てない様にしてにじり寄った。
 ロッドを低くし、静かに、ゆっくり、ラインを出した。
 出しながらフォールスキャスト。
 フォールスキャスト3回でストレートで1投目・・・・・ドラグ・・・流して切って、静かに左にピックアップ。
 2投目は距離を測ってリバースでカーブキャスト・・・・・水面に#18 PMD パラスピナーが着水・・・フライが流れて・・・・流れて・・・・・ビンゴ!!
 同時にラインが上流に突進した。

 神鱒

 ラインが走った瞬間、リールが叫んだ!!
 ロッドを立てながら、立ち上がった。
 リールがさらに鳴く!!
 ロッドを絞った。
 ロッドが曲がった。
 なんとか魚の突進を止めた。魚まで7m。
 いったん止まった魚がもがく、暴れる、もがく。
 更にロッドが絞られる、絞られる。
 両手で耐えながら、魚に近づく。
 近づきながら、リールのハンドルを高速で巻いた、巻いた、巻いた、巻いた。
 激しい抵抗に、ロッドを絞る。
 ロッドを絞りながら右手下側にロッドを構えた。ロッドがひん曲がり、ラインは上流荒瀬に逃げ込もうとする大鱒の剛力と荒瀬の水圧でくの字を描く。
 耐える耐える、耐える。
 ハンドルを巻き、緩め、巻き、出す。
 耐える耐える、耐える。
 その日の朝、念のため取り替えた新品のティペット4xには自信があった。それで耐えた。
 綱引きでも切れるはずがない。経験値がそう言っていた。それでハンドルを絞った。
 ロッドバットが限界近く曲がっていた。
 そこで魚の向きがやっと変わった事が、ロッドから伝わってきた、ロッドを右下でさらに絞りながら後ろに引いた。ロッドがさらに硬くなった。
 深緑黒の水底に動く物が現れた。
 こちらに少し寄ってきた。ロッドをさらに絞った。
 黒い物は大鱒だった。
 目が合った。合った瞬間、体を翻す大鱒が見えた。60cmはあるだろう赤い帯の雌の虹鱒だった。 
 鱒が動いたと同時に、私は右下に構えたロッドをそのまま引き絞った。
 ラインが急激に荒瀬の上流へ物凄い力で走った。
 絞った。耐えた。耐えた!!・・・・3回耐えて、その瞬間ロッドが大きくはねた。
 嗚呼‼️
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・言葉を無くして、立ち尽くした。
 ダメですか???後ろで声がした。
 ため息しか無かった。大きく息を吸い込み、動悸を落ち着かせた・・・・鱒の走った荒瀬を凝視した、サングラスの下の目が潤んだ。

 使ったロッドはホームリバー で60数cmの野生鱒を取った6'10" 4番 3pc のTROUT 用ショートロッド ROX6104-3。自作のロッドに自信はあった。4xの強さにも確信を持っていた。
 ロッドの捌きが敗因だった。冷静さを失っていた。大鱒を掛け、最初の突進を止めた時点からロッドを右下で構えた。水中を走る鱒に必要以上の抵抗感を感じさせない為だ。魚は頭を上に向かせられるのを極端に嫌がり、暴れる。ラインを送ったり、出したり、ロッドを下向きで対応する事で魚の暴れが確実に少なくなる、対大鱒の剛力をロッドで吸収、剛力をいなす感覚が必要なのだ。
 今回のミスは鱒の大きさに冷静さを欠いていた。最後の所でも、ロッドを右下で構えた事が敗因だっただろう。最後の走りの瞬間、ロッドを左側で、もう少し上、45度位の斜め角度で絞ってやれば・・・・・取れる確率が上がっていただろう。
 
 言葉を見つけられず、リールを巻いた。巻きながら、最後の深みを涙目で観察。水深は3m?私が構えた場所の右下、黒い水底に大岩がぼやけて見えた。大鱒はそれを巻いて、4xを引きちぎったのだろう・・・・。
 嗚呼‼️ ・・・・・後の祭りだった。
 数分後、名人と頷き合いながら無言の握手。
 改めて、「有難うございました〜〜。凄かった!!
 見守ってくれたT名人と山神様に感謝。
 一頻り興奮話で、盛り上がり悔しがり、もう一度溜息でその場面をしめた。

 2日後、福岡に帰宅してあの時使った 4xのティペット1mを両手で思いっきり引っ張って見た。しかし切れる事は無かった。改めて神鱒のパワーと6104-3 のポテンシャルに我ながら驚いている。

 今年の釣りは終わった。最高の大鱒ドラマで終えられた。
 シーズンで使った数本のロッドをオイルで磨きながら新しいアイデアの764TROUTロッドと来年は久しぶりに会えるだろうHenry's Fork 鱒20"オーバーに心が飛んでいる。
 10月20日、2022年のオフである。


2022年10月4日火曜日

鱒談会2022大盛況でした。

 鱒談会2022大成功!!

 10月1日2日、岡山県湯原のニジマス自然釣り場で開催した鱒談会2022、非常に楽しい文字通りの鱒話で盛り上がるイベントになりました。本当に有難うございました。

 遠くは九州、四国をはじめ関西エリアの方々と、実際の川でアキマルロッドにラインを通しキャストして頂きました。ラインとループの形と水面との間隔、フライの着水感、ラインを水面から引き剥がす際の手に来る感覚、ライズまでの実際の距離感、流れを計算し、実際の風を絡めた時のラインのコントロール等など。試しているロッドの性格がよりリアルに感じられます。皆さん  鱒釣り地獄に嵌ってられる方ばかり😎  本当に楽しく、嬉しそうでした。

 この川でのイベントが、本物のFly Fishingイベントだと、改めて確信した2日間になりました。まだまだ歩き出したばかりの鱒談会ですが、皆さんと一緒に、永く鱒釣りが楽しめる会に育ててやって下さい。

 近藤さんをはじめとする、湯原漁協の皆さん、お陰様で素晴らしいイベントになりました。有難うございました。

 齋藤さん、宮田さん、田邉さん、初日夜のテント宴会、美味しい芋汁とカボス焼酎、ご馳走様でした。

 高知の南さん遠距離ドライブご苦労様でした。 

 前田さん、大人の木製毛針箱、The BOX 良かったでしょ。

 土肥ちゃんも久しぶり。元気そうで何よりでした。

 尾崎君良い魚だったね。又一緒に釣りましょう。

 最所くん大鱒が取れてよかったべ!!このヒレピン鱒を全国の皆さんにご紹介しましょう。

 そして応援スタッフの谷ヤン、ロッドスタンド、戦車ランドローバーにドンピシャでした。お客様方とのキャスティングデモ、皆さん分かりやすいと喜んでくれてます。有難う。

 塚田兄弟にも感謝です。鱒談会で貴方達がお客様に煎れてくれるコーヒー、これはアキマルバンブーロッドのクウォリティに匹敵する逸品一杯です。御馳走様!!

 只々悔しいのは兄弟が、僕らが50cmアップを釣った同じ場所で、その直後に兄弟が釣った怪物鱒2匹・・・これは人生における反則です。人生とは、良い魚は、時間の無い年寄りに譲るべきが釣りの道。若者諸君あの大鱒2匹は反則です。もう怪物としか言いようのない湯原の主鱒2匹。う〜〜〜〜ん・・・出るのはジェラシーと溜息だけ😢 まあどちらもアキマルバンブーロッドの743-3 コンポジットHEXA3pcと 764-2 HEXA 2pcだったので良しとしましょう。






 

 皆さんのおかげで素晴らしいFly Fishing Event になりました。心より感謝です。今後も全国で実際の川フィールドでのFlyFishing Event が沢山生まれていく事を期待しています。
 そうなれば日本のFly Fishing が良い状態に保てる可能性につながると考えます。



 もちろん来年、鱒談会2023  も10月に開催します。

 会場は今回と同じ、湯原にじます自然釣り場です。

 ロッドスタンドのすぐ前の流れで、ヒレピン美形鱒がドライフライで釣れます。どうぞ次回はお友達と一緒に遊びに来て下さい。お待ちしています。

           

AKIMARU BAMBOO RODS
http://www.akimaru.jp
Email  akimaru.rods@gmail.com
Phone  092-980-2123  Cell 090-8393-2427

2022年9月26日月曜日

  鱒談会2022  いよいよ今週末 10月1日2日で開催です。是非お友達お誘い合わせの上遊びにいらして下さい。

    
                鱒談会2022 10月1日2日開催!!
       会期   10月1日土曜日  12時〜15時   ● 10月2日日曜日 10時〜15時
       会場 湯原ニジマス自然釣場 
       連絡先 アキマル 090-8393-2427 
         湯原漁協事務所 0867-62-2273
 
山女魚釣オフの10月1日2日、アキマル恒例イベントの鱒談会2022を開催します。
 岡山県 湯原の心地良い川原で、鱒を釣りながら、マス釣り談義やバンブーロッド話で楽しい時間をアキマルの仲間達とご一緒しましょう。
 中々実物をお見せする機会の少ないアキマルバンブーロッド。特に今年発表したROXショートロッド。
 3年前からアメリカの友人メーカーと開発してきた一層構造の超軽量・極小のMicro Ferrule。
 この極小フェルールを使ったROX ロッドの滑らかで軽快なアクションやデザインを実際に川でキャストして確かめて見てください。


 鱒談会 当日、皆様にお披露目させて頂く、アキマルバンブーロッドは
① ROX TROUT 644-2 HEXA    6'4"  #4   2pc  
② ROX TROUT 564-3 Micro Ferrule Style   5'6"  #4  3pc
③ ROX YAMAME 6103 -2  Micro Ferrule Style    6'10"  #3  2pc  NEW!!  
④ ROX YAMAME/TROUT 6104-3  Micro Ferrule Style    6'10"  #4  3pc  NEW!!
⑤ ROX YAMAME 603-3  Micro Ferrule Style    6'0"   #3  3pc  NEW!! 
⑥ 764-3 TROUT HEXA  KEI    7'6"  #4    3pc
⑦ 804-2 TROUT HEXA  804JJ     8'0" #4  2pc
⑧ 764-2 TROUT  鱒王 7'6"  #4  2pc Metal Ferrule / 藤巻きグリップ
⑨ 804-3 TROUT HEXA  ASHIZAWA  8'0"  #4   3pc 
⑩ 794-3 TROUT  New Henry's Fork Special  7'9"  #4  3pc Micro Ferrule Style NEW!!
◉バンブーフレームランディングネット TROUTネット2種
◉ アキマル・オリジナル木製毛針箱 / The BOX  (参考出品)


  その他HEXA ロッド数本を中心に展示いたします。
  会場の管理釣り場(日釣り券¥2200要・当日釣り可能)でご希望のロッドをスタッフと一緒にキャストしていただけます。

 鱒談会・参加ご希望の方は、日時、会場など詳細をお知らせします。下記アキマルまでメールでお尋ねください。

 ◉ Email    akimaru.rods@gmail.com      
    ◉ Cell Phone   090-8393-2427   10時~18時受付

アキマルの鱒談会2022 どうぞお友達お誘い合わせの上、是非お遊びにいらして下さい。