2021年12月3日金曜日

2022 Henry's Fork 旅 再開?!

 

 

 これは絵ではありません。2021年のモンタナのスプリングクリークのFly Fishing 写真です。

 写真家はMONTANAの友人、John Juracek    彼のWeb site は必見です。

 johnjuracek.com


 コロナ禍で仕事のHenry's Fork バンブーロッドイベント参加を去年、そして今年も断念。JohnのFly Fishing 写真やHenry's Forkの思い出写真で、ストレスを躱しています。

 コロナの所為で未だに海外渡航条件規制が厳しいことから、来年2022年6月のHenry's Fork旅も雲行きが怪しくなって来ました。しかしながらこの雲行きの怪しさに、微かな幸運を見出したいのが今の心境です。と言うのも、Henry's Forkの釣りは、小雨や雹が絡む位の、雲行きが怪しい位がベスト。これに擬えて、今のコロナ禍 の怪しい雲行きがHenry's Fork旅に好結果をもたらしてくれる事を期待するのは無理があるのでしょうか?

 下の写真は数年前の Henry's Fork の銘スポット, クリフ下の60cmアップのライズです。

 因みに画面の親友は見事にこの超難関の渋いライズ60cm アップを掛けました。

 掛けましたが、数秒後に何にも出来ず4xを切られました。嗚呼!!行きテーHenry's Fork


 今年、釣りの上手さと釣り好きの情熱こそが、バンブーロッドビルダーに必須の条件だと改めて感じさせる、尚且つバンブーロッドを作ったら良いものを作れるだろう、本物のフライフィッシング好きで、人間的にも素晴らしい若者達に出会いました。彼らから今後、面白い展開が又始まるだろう予感が、Henry's Forkの釣り旅再開、実現へと重なります。

 好きこそ物の上手。この言葉を確信しているアキマル。まだまだ夢を見させて貰いますよ。

2021年11月1日月曜日

鱒談会2021

  鱒談会 その1

 岡山の管理釣り場で、バンブーロッド/ 鱒釣り談義で、秋のオフ2日間を楽しんだ。当然バンブーロッドも実際の流れでキャストして貰った。ちなみに会の名前は「鱒談会」

 この日は、通常の芝生の上や室内体育館での試し振りとは違い、実際の流れにラインを投げて、水面からのピックアップや、風の抵抗が絡んだプレゼンテーションなど、釣り現場で体感するロッドの反応は、使い手がロッドの性格や適応性・相性を知るにはベスト。楽しい、興味深い2日間だった。

 今回バンブーロッドビルダーとして気づいたのが、ロッドの中でも一番繊細な素材のバンブーロッドでも、大半の方が結構乱暴な扱いをされてるのが、僕の中では意外だった。右手だけのキャスト。ロッドのバットセクションを振り切るキャスト(振り切った後バットがバイブレーションを起こす程の振り切り方)グラファイトやグラスロッドのキャストとバンブーロッドのキャストは違うのだが、ほぼ同じ振り方をされる人が多く、これは意外だった。

 道具なんだからタフであるのが当たり前。バンブーロッドだってグラファイトやグラスロッドと同じ扱いが出来るのが当たり前・・・・・そうなんだろうか?私はそうは思わない。バンブーロッドは強さの中に繊細さを持った天然素材、やはりデリケートな部分を持った道具なのだ。

 1986年から私がホームグラウンドとして通い続けているFF釣りのメッカ、アメリカ、アイダホ州のHenry's Fork。ここで繰り広げられるドライフライマッチザハッチの大鱒釣り。常に吹く強風の中、ドライフライだけで、自作のバンブーロッドで35年以上釣って来た。故にバンブーロッドの投げ方や扱い方、魚の捌き方はこの30数年の経験から、少しは分かると思う。

 今回この鱒談会後、私なりに考えた。バンブーロッドビルダーの私の役目は、バンブーロッドの正しい扱い方を伝えていくべきだと・・・・・・オフシーズンからバンブーロッドのキャストと実際の釣りを、アキマルロッドのお得意様や、バンブーロッドの釣りに興味のある方にその実際を伝えていく事にした。

●バンブーロッドキャスティングチェック   

バンブーロッドのキャスティング。バンブーロッドの取り扱い方。バンブーロッドの釣り、をお伝えします。◉ご希望の方はお電話なりメールで事前申し込みをして下さい。日時やご持参道具を打ち合わせます。◉オフの2月末日までは、会場は福岡のアキマル工房の近くの室見川河畔か、近くの芝生公園で行います。3月初めからは岡山のアサヒ川の実際の流れで行います。

◉参加料は無料。1回最大3名までで締め切り。

●お申し込み電話番号 090-8393-2427      ●お申し込みE-Mail   akimaru.rods@gmail.com



 特に、まだ何色にも染まってない若者のフライマンには夢のあるバンブーロッドの釣りと将来に希望の持てる日本のフライフィッシングシーンを残す事にエネルギーを使いたいと思うのだ。

鱒談会 その2

 私の釣りはトラウト・フライフィッシング。対象の鱒が存在して、鱒が存在可能な川があって、その上で成立する鱒釣りや山女魚釣り。しかし地元九州に置いては、フライフィッシング対象の山女魚川が、数多く潰れてしまっている。地球規模での毎年の台風や大雨などの風災害、河川はズタズタにされ、社会生活もままならない河川の悪状況が連続する状況下で、山女魚川の再現などとても言えないのが現況。その事を知っている九州の釣り人は、釣り可能な他地域山女魚・岩魚河川は神様の様な、心の拠り所的存在。当然大事に永続して欲しいと願う。ホームのないサッカーチーム同様、釣りが出来ない事=0=ゼロの侘しさと悲しさをを知っているからである。

 今回の鱒談会の約1ヶ月程前、会場となったこのアサヒ川で、非常に面白い動きが始まった。

 始めたのはアサヒ川の常連釣り人 30代の Tさんと彼の仲間達。その昔この川には蒜山梅花藻という美しい水草が繁茂していたのだが、ここも九州と同じ、近年の大雨多発によってダムの大規模放水が続き、既存の群生が流されてしまい、釣り対象上流域で梅花藻の量がめっきり少なくなった。流れの景観も夏は水温や水量、水質の関係からか、黒い珪藻がはびこり、対象の渓流魚の餌も少なくなってる様子なのだ。そこでTさんが始めたのがアサヒ川下流に現在も自然繁茂する梅花藻を刈り取ってきて、上流水域に梅花藻を移植させる事を始めたのだ。作業は刈り取ってきた梅花藻を流されない様に石で押さえて水底に固定する。移植して約30日、石をどけて見ても梅花藻は着根しているとの事。






 梅花藻が戻れば単純に魚の餌である川虫が増え、魚に元気が出る=釣りが面白くなる。プラス川の中に梅花藻の花が咲き乱れ、地元の産業である温泉観光客の目も楽しませる一石二鳥ならぬ、もしかしたら五鳥位になるかもなのだ。釣り人だけでなく地域の人たちでも簡単に出来るこの梅花藻移植作業、これは地元住民の小さな協力で、地元の川を昔の本来の姿に戻す事の出来る、素晴らしいアイデアである。

 全国の川に梅花藻が増えていけば、魚が増え、川の景観も良くなる。こんな希望に溢れた夢を若いフライフィッシャーが教えてくれた。

 この老体ももう少し頑張って、美しい梅花藻の川で、バンブーロッドでマッチ・ザ・ハッチのドライフライ釣りを楽しみたいと思っている。


AKIMARU BAMBOO RODS

http://www.akimaru.jp
Email  akimaru.rods@gmail.com
Cell  090-8393-2427


2021年9月17日金曜日

3pc HEXA効果



  8'0" の 3番ロッドで、63cm 8ポンドオーバー。
 NZランドでは無い。ダムから指して来たスーパーモンスター・ブラウンだ。

 この日は 新作 8’0”  3番 HEXA 3pc の竿下ろしの日、8月28日は記念日になった😁

 前回、別個体の同サイズ 7ポンドブラウンを取った時は8’0” #4の3pc HEXAだった。
 この時は意識して慎重にランディングした。しかし今回は2度目、前回の63cmの記憶を体が覚えており、3番で5xティペットであるにも関わらず、攻めのランディングを試みた。
 前回、同サイズ鱒の頭を水面から切ることに躊躇し、最後も魚をネットの方に誘導し、水中で掬った。しかし今回は3番でありながら頭を水面から切る事が出来た。
 作った当の本人が、驚くほどの、想定外の8'0" 3番の強さだった。攻めのランディングを意識出来たのは、間違いなくHEXA 3pc の構造的効果である。



 AKIMARU BAMBOO RODS は2011年、ジョイント部位を曲げる事が出来るHEXA仕様デザインを先ず2pcで成功させた。更に実験、検証が進んで行く時に、2018年、HEXAのテーマ=ロッドベンドをスムーズにし、ロッドアクションをよりスムーズにする、という事の原点に立ち返った。
 ロッド中央にジョイントのある2pcより、ロッド中央部にジョイントの無い、バンブーのブランクだけの3pcの方がよりスムーズなアクションを形成する事を検証。2pc HEXAとは違う3pc 効果を確信した。


 写真はダムから川に指して来た54cmの剛力レインボウを取った時のHEXA3pcのベンド。
 ストレスがどこにも無い事がお分かりただけると思う。このベンドカーブは2pcでは中々出せない3pc独特のベンドである。ロッド中央部がうまく曲がり、ティップ&ミドル間、ミドル&バット間のジョイントには、ほとんどストレスを感じさせないのだ。
 この3pc効果は大物鱒の時に大きく効果が出る。
 例えば8'0" #4 3pcや 8'0" #3  3pc HEXAでは5x ティペット使用だと、40cmサイズよりも50cmオーバー鱒の方が魚をコントロールしやすい、更には55cm,60cm位までならば、重く強い鱒の走りを止め、動きをコントロールし、最後は水面から頭を切ってランディング出来る。
 これはバットが大物ほど反応しやすくなるからだ。
 先月、更に短い 764の3pc HEXAで65cmのレインボウを友人のT君も取っている。ロッド中央部は勿論、バットを含めたロッド全体を上手く曲げるT君のランディングスキルも当然絡んでいたが、目の前で7'6"の長さのロッドで65cmを取れたHEXA 3pcに改めて感動。

 そして更にソフィティケートした、ショートロッド 3pc 3番 で今週末、又大物鱒を狙う。
  New   7'4"  #3   3pc HEXA    
 アキマルのオリジナルグリップ “パンプキンシガー” の743 HEXA 3pc (写真モデル) 
    2021年9月19日釣り場デビューです。


 HEXA 3pc 詳細、ご興味のある方は アキマルまで直接お尋ねください。
 Email     akimaru.rods@gmail.com       Cell 090-8393-2427


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2021年8月27日金曜日

78gで65cm鱒を釣る

  78g。

 私が作るバンブーロッド1本の重量である。

 今年春、友人の名手・谷澤君から50cmオーバー60cm超位の大鱒を、短めの3番か4番の軽快なバンブーロッドでやれませんかね?と言う夢のある提案と依頼があった。

 通常、私が対50cm~60cm超の大型鱒を想定する時、ベースはアメリカのHenry's Fork(以下HF)や北海道の広いスペースで、 8'0"以上の5番もしくは4番の強いロッドで、3x もしくは4x、最低5xのティペットの釣り。しかし谷澤君の想定する川は、日本の河川で、誰もがイメージする普通スケールの山女魚川。HFの流れの1/10のサイズにも満たない。しかし魚はその川で自然交配した、ヒレピンの超美形・大型レインボウ。なぜそんな山女魚川サイズの川でこんな大型の鱒が生息できるのか?その理由は川は下流でダム湖とつながっていて、川の水の量でダム湖で大型に育った鱒が、川に指してくる、言わば降海型のスティールヘッドと同じく、降湖型のファイター。それを軽快な4番もしくは3番のバンブーロッドで釣りたいというのだ。その鱒の写真を見せられたバンブーロッドビルダーは、彼の釣りの夢を現実にしたいと思った。

 まず試験釣行。既存のHEXA 3pc 8'0"の4番 / 804 HEXA 3pc (91gの完全なトラウトロッド)を使って、谷澤君が希望する河川での60cm級鱒のパワー確認。幸いにもテスト初日64cmというサイズを5xで掛け、通常通りのロッドの絞り方で試した。その魚は偶々ハンドルにラインが絡まった時に一気に走られ、斬られてしまう。次に55cmクラスもノットミスで5xを切られる。しかしこの2匹でこの川の魚の強さをHF鱒との比較で、少し体感出来た。

 この時の804 /  3pc  はバットが強すぎ、バットからミドルにかけてを0,002"~0,001" 細目に修正。この修正テーパー値はHEXA 2pcの804 JJ-Type(82g)に相当し、次にこの804 JJ-Typeも並行してテスト。

 次は上手くいった。ダムから指してくるパワーアップの54cmのファイター鱒を修正した804  / 3pc(89g  ASHIZAWA)で、これ以上ないだろう美しいロッドベンドを確認しながらランディング出来た。804 JJ-Typeも谷澤君が楽々55cmの大鱒をとった。長めの8'0”で、この狭い川でも行けるという事は・・・・・・

 山女魚川サイズのスペースでの大鱒とのやり取りは、8'0"ロッドの長物よりは短めの方が大鱒を捌きやすい。HF釣りの様な長いラインを出してのやり取りは、やりづらい事から、グリップ上10~15cm位からロッド中央の付近までを均等に、より早めに曲がる様にして、まずは最初の大鱒の走りを止める要素が必要。更に大鱒の重い、強いファイトに対抗するロッド中央部の強さと粘り。更に、同じ太さならば長い棒よりも短い棒の方が強い。これが決定的なヒントになった。 軽さを意識した予定の2pcはやめて、各セクションの短い3pcでいく事にする。3pcのロッド中央を完全に曲げ、大鱒のパワーを抑え込むのだ。

 私の出した結論は・・・・・・・長さ7'6"  4番の3pcで、最小ティペットだろう5x基準で全てをスタートさせた。

 この大鱒を取った翌日から7'6"  #4  3pcのテーパー表作成にかかった。804 / 3pc =8'0"でのバットの修正値を7'6"用にスケールダウンさせた数値で設計。並行してミドル、ティップセクションもそれに準じたスケールダウン。ロッド中央の数値、Tip Topの数値は大いに悩んだ。

 7'6"の軽快さ+シャープネス、そして50cm~60cm鱒に対する強さとしなやかさと粘り。更には持ち重りなど一切感じさせないキャスティング性能、オートマティックにラインが飛んでいき、支えているだけで魚の走りを止める事が出来るしなやかさと強さ。その上でロッドが魚の激しい動きを吸収し、魚を暴れさせないという最重要・要素=ランディング性能。これらの総合的なバランスこそが最重要課題だった。そして2ヶ月半、やっと1本目の764が完成。

 その20日後に764 / 3pc  HEXA 待望のフィールドテスト。テスト初日の上々結果は前々回の 10DAYS 『ゴールドメダル鱒』 で紹介した通り。

 谷澤君がこの764 / 3pcで5xで65cmを数分でランディング。更には7xという細いティペットで55cmも取った。

 ロッド重量78gのトラウトロッド。

 この超軽量78gのバンブーロッド 7'6" 4番  3pc HEXA  " K " で60cmアップの大鱒に対応出来る。

 バンブーロッドはバランスこそが全てである。

 下写真は8月の60cmの雄、中央写真は7月テスト初日のしかもこの764の初鱒がレインボウ 雌の65cm という大正解が証明出来た。写真最下段は764 / 3pc HEXA  ロッド名は " K" とした。スレッドの色は光の加減で濃く写ってます。中央写真のロッド色が正解です。




⚫️ 7'6"   4weight Line  3pc  HEXA      "  K  "     ロッド詳細は直接アキマルまでお尋ねください。

AKIMARU BAMBOO RODS           

Email   akimaru.rods@gmail.com        TEL  090-8393-2427


2021年8月18日水曜日

本物の予感

 今年に入って、嫌、去年の後半から本物を予感させる若者達に出会っている。

 本物って何?って言われると、中々に難しいが、私のいう本物とは、生き方や考え方、生み出した記録や優れた物での判断を指して本物と言っている。但しこの基準はあくまで、私の基準である。

 一人は釣りの飲み会で出会った谷澤君、そして彼が案内してくれた釣り場で出会った塚田兄弟。

 谷澤君に連れて行ってもらった釣り場に、今年はロッドテストを兼ねて、何度も足げく通っている。彼と出かけると谷澤君のガイディングも素晴らしい事から、とんでもない良いサイズの美しい鱒が必ず釣れる。その結果、的確なロッドテストが行える。当然ガイドの谷澤君の釣りは名人級、私同様ライズの釣りしかやらない。ロッドの感想もプロ顔負けの適正感想をくれる事から、新感覚のアキマルロッドが生まれている。その釣り場で、私が取り逃した大物鱒(私の毛針をつけたままの)を塚田兄弟の弟・哲也君がその翌日ランディングして以来、縁を感じて、仲良くしてもらってる。最初は谷澤君を通じて、塚田お兄ちゃん・大樹くんがHenry's Fork釣りの話を聞きたがっていたのだが、先に大鱒が弟君に引き合わせてくれたという訳だ。この兄弟が又釣りがめっぽう好きで、好きな分だけプロ顔負けにライズの釣りが上手い。この3人といると釣りの話が永遠と続く、というか釣りの話しかしない。

 秋丸修一 72歳、谷澤君が44歳、塚田お兄ちゃんが27歳、哲也君に至っては25歳。若い。だが全員が釣りに関する限り、ベテランの話内容になる。だから話してて飽きない。鱒釣りが毎日のエネルギーとなり、人生の一部になってる事を、若者3人から間違いなく感じる。この度合いで釣りが進むと人生、私の様に狂うかもしれない嬉しい予感すら感じる。当然彼らからはバンブーロッドに関する質問や感想が次々と私に浴びせられ、釣りは知っててもバンブーロッドは初心者の彼らに説明するのが超大変なのだが、これが又楽しい。

 そのバンブーロッドでかっこいい男が現れた。東京から北海道に移住までしてバンブーロッド・ビルダーをやってる望月雄太。敬称は省く。私の竹竿塾の教え子だから。

 バンブーロッドメーカー YUDAI MAKER   の望月雄太                                  

  北海道がホームグラウンドの雄太、年間に取っている大鱒の数が尋常な数ではない。Henry's Forkの主、レネ・ハロップが北海道に来て釣ってるのと同じ様な事だ。週に数回、多い時は毎日、家を出る時、子供達に約束があるからと言って出かけるそうだ。約束とは大鱒のライズ時間で、大鱒とデイトの約束なのだ。良いね!!

 竹竿塾を卒業したての時は、アメリカに一緒しても、釣りも覚束ず、心底大丈夫かいなと思いつつ、彼が北海道に移住してからは、私は続けていた北海道行きを辞めた。彼も思うところがあったのか、連絡が途絶えていった。そうこうするうちにあっという間に6年?以上経った。 

 2020年コロナ騒動が始まり、私が34年間、毎年欠かさず続けていたHenry's Fork釣旅が初めて中止となった。6月初めまではなんとかストレスを我慢してきた、しかし6月末には精神状況は最悪、完全な鬱である。見かねた友人が北海道の鱒釣りに誘ってくれた。私は一発で北海道フライに食いついた。その10月、5年?6年?ぶりに雄太に再会。最初は二人ともぎこちなかった。その上5年の成果であるはずのバンブーロッドを私に見せないのだ。それも相まって、今一つしっくりしない状態で、次はロッドを見せろよという事で帰福岡した。

 そして今年6月、雄太と再会。今度はロッドを見せた。私も最大限意地悪なチェックをあらゆる方向からやってみた。30分以上ロッドを振り続けた、しかし言葉にするほどの欠点を見つけ出せないのだ。

 大鱒を掛け続けているのが分かるアクションだった。軽快な中にもシャープな、そしてしなやかな粘りを持ったアクション。大鱒が取れるランディング性能も確かだった。会わなかった数年の中で、彼がこの7'6"  4番  2pcのセミパラボリックアクションを、大鱒を掛け続けて、練り込んで作りあげていっただろう光景が私にはハッキリと見えた。本物のトラウトロッドがそこにあった。加えて雄太の生き方もそのロッドに見えた。

 私は今まで他人が作ったバンブーロッドに全く興味が無かった。唯一友人のPer Brandinのバンブーロッドは凄いと思え、欲しいと思ったが、それ以外のロッドにはほぼ興味を覚え無かった。ましてや日本人ビルダーの作った興味のバンブーロッドは皆無だった。その私が初めて欲しいと思える他者の作った、しかも日本人のバンブーロッド、それがYUDAI MAKERの764 だった。

 一瞬、北海道で大鱒を釣り続け、結果この素晴らしいロッドを作りあげた望月雄太にジェラシーさえ覚えた。しかし、教えた事が誇りに思える傑作、本物のトラウトロッドも其処にあった。

 まずはお尋ねあれ。見て損はないですよ。YUDAI MAKER 望月雄太の764。ロッド詳細は直接彼からお聞きください。

 http://yudaimaker.jp/   

 写真は50cmオーバーの大鱒を雄太が掛けた。一切ストレスの無いパーフェクトベンド。このベンドに彼が人生を賭けているのが見える。彼の作り出すロッドに本物を予感するのは私だけでは無いでしょう。

YUDAI MAKER 764 、アキマルの一押しです。



 先日から谷澤君、塚田兄弟がバンブーロッド制作に興味津々の様で、オフに工房を訪ねて来るとの事。彼らが釣りと同じレベルの情熱でバンブーロッドを作っていったら、間違いなく世界を相手にできる本物のロッドが出来る予感がする。教えたいね。

 雄太、次回作は少しは粗を見せてよね。それぞれの立場ってものがあるんだからね😁

 若者よ未来の日本のトラウト・フライフィッシングとバンブーロッドを頼むぜよ!!


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