2017年2月6日月曜日

アキマル竹竿塾 / 最後の塾生 募集開始!!




●アキマルは今年でバンブーロッド製作・販売開始から30周年
 AKIMARU BAMBOO RODSのバンブーロッド製作開始は1987年9月、今年で30周年。
 先ずはこれ迄30年、アキマルを応援して頂いたアキマルバンブーロッドのオーナーや釣り仲間に御礼を申し上げます。又支えて来てくれた友人と家族に感謝です。
 色々な事が有った30年でしたが、今この時点でこのような嬉しいブログが掛ける=素晴らしい30年だったと改めて思えます。
 去年11月終わり、アメリカで最高の権威を持つフライフィッシング博物館・American Museum of Fly Fishing(以下AMFF/VERMONT州)から、国際電話が有り、アキマルHEXAバンブーロッドをAMFF博物館で展示させてくれないかとのオファー(詳細は次回の10DAYSで紹介させて頂きます)が有りました・・・夢の様な話ですが、2月から3月初めにAMFFのチーフディレクターが、わざわざアメリカから私の工房にHEXAロッドの取材にやってくるのも事実。
 こんな事象が生まれた今、1986年以来毎年欠かさず続けて来たアメリカ鱒釣旅。
ロッドテストを繰り返し、アキマルバンブーロッドを鍛え、改良、進化させて来た事,本場アメリカで勝負したいと思い続け挑戦して来た事は間違ってなかったのだと思えます。

 今回の10DAYSはバンブーロッドビルダー/アキマルの意志を後世に繋ぐ、ビルダー達の養成塾、アキマル竹竿塾の日本人塾生募集のお知らせです。
●アキマル竹竿塾 最後の塾生 募集開始!!
 プロのバンブーロッドビルダー養成塾、アキマル竹竿塾では今後3年間で、最後の塾生5人を募集、アキマルの考え方と技術のすべてを教え伝えたいと考えています。
 1987年秋、会社広告として「百年を生きる竹竿」というコピーでアキマルバンブーロッドは日本でデビューしました。
 アキマルは開業当初からメールオーダーのみでビジネスを展開しました。
バンブーロッド販売デビュー当時1987年,釣り具市場では当たり前だった対ショップ卸し販売の方法を取らず、ダイレクトにお客様から買って頂く通信販売方法を取った事や、市場価格の倍近くのロッド価格や、先記「百年を生きる竹竿」のコピー等から酷評され,当時の釣業界全体から異端児扱いされたのを、笑いながら思い出します。メールオーダーと言う言葉さえ世の中に無い平和な時代でした。
 只当時からフライフィッシングの本場はアメリカ、その後日本のフライフィッシングの道具も釣具流通業界も進化して来ましたが、釣りを取り巻く根源的な日本内水面の行政のあり方や日本的自然観や文化の意識の違い等など、アメリカン・フライフィッシングとの総合比較に成ると日本のフライフィッシング世界は、日本社会における存在感は薄いと感じるのは私だけではないでしょう。
 バンブーロッドだけに絞っても然り、日本のロッドビルダー達の作るバンブーロッドはヤマメ用の小物ロッドは良い物が沢山あります。しかしアメリカや世界標準の鱒用ロッドに成ると、外国の大鱒を相手には使えない物が多いのを実感するのは私だけではないでしょう。これは一重に実際の河川でのフィールドテストが真面に為されてないからではないでしょうか?ヤマメだけではなく大物鱒をたくさん釣り、自分で作ったロッドでアメリカで勝負してみる事を薦めます。

 私は1986年以来、毎年10日から長くて3ヶ月のアメリカ・テスト兼大鱒釣りの旅をくり返しアキマルバンブーロッドを鍛え、進化させて来ました。今後も更に進化させるべく実験・テストをくり返し、時間と手間を掛け新作ロッドを発表して行く考えです。
 話題を「百年生きる竹竿」に戻します。
私は恐らく百年は生きれません。しかし「百年生きる竹竿」それがアキマルバンブーロッドだと30年前に言い切ったのです。優れたバンブーロッドは大事に使ってやれば百年以上生きれるはずです、数十年前の粗悪な接着材で作られた過去の名作ロッドが未だ現役で使える事を思えば、テクノロジーの発達した現代に生まれた優れた接着材や塗料、これらで作られたのバンブーロッドは繊細かつ強く、当然百年以上生きる事に成り、ロッド作者は亡くなってもロッドは生き続けると言う事に成ります。
 私が言った「百年生きる竹竿」の意味、それが竹竿塾に有るのです。
私は私のバンブーロッドに対する考え方と製作技術、そしてビジネスのHOW TOの総てを、竹竿塾で後輩に教え伝え、私を超える優秀なバンブーロッドビルダーを育てて行きたいと考えています。
 同時に、竹竿塾から生まれた優秀なバンブーロッドビルダーにアキマルバンブーロッドオーナーとのお付き合いと、ご購入頂いたアキマルバンブーロッドのその後のメンテナンスを託す事で、アキマルバンブーロッドを「百年生きる竹竿」として全うさせたいと30年前考えたのです。

 「百年生きる竹竿」こんな夢のある仕事をやってみませんか?
 好きなフライフィッシングの世界で一生、生きてみたいと思いませんか?
 百年生きる道具を作る事を仕事としてやってみたいと思いませんか?
 経験は0で構いません。逆に変な竹竿作りの知識や癖の有る方は入塾お断りします。
 気持ちのあるまっさらな方を募集しています。私も37歳でアメリカ迄ロッドビルディングを習いに行った当時は、バンブーロッドビルディングに関しては全くの素人から始めました。
 バンブーロッドを作りたい、好きなフライフィッシングで生きて行きたい。こんな気持ちが有る方でしたらアキマルがプロとして世界で通用する考え方と製作技術を教え伝えます。

 興味の有る方はアキマルのウェブサイト / 竹竿塾のページを募集要項ご参照の上、面接試験等詳細はアキマル迄 メール又はお電話お尋ね下さい。
  http://www.akimaru.jp         竹竿塾

  E-mail  info@akimaru.jp
        phone 090-8393-2427      平日AM10時〜PM9時迄OKです。
  今回募集は 2名から3名(定員に成り次第締め切ります)

AKIMARU BAMBOO RODS         代表 秋丸修一