「ビルディング・ア・バンブーロッド」
世界で一番有名な伝説のバンブーロッド・ビルディング解説書。私のバイブルである。
著者のエベレット・ギャリソンは凄いビルダーだと言う人、大した事ないという人。世間は無責任だから色々諸説有る様だが、私に取っては永遠に超える事が出来ないかもしれない偉大な名前である。
そう私はバンブーロッド・ビルダーとして彼を超えたいと思ってロッドを作っている。
１９８７年、アキマルバンブーロッドを発売するに当っての最初の雑誌広告コピー
“ギャリソンを超えた竹竿”
大言壮語？！
今振り返ると詐欺師まがいのこのコピーをよくも出したものだとあきれる・・・・事はなく、非常に良く出来たバンブーロッド広告だと私は今も思う。分りやすく又インパクトが有る。２４年経った今でも新鮮なコピーである。
このコピーがバンブーロッド製作を始めて２４年を経た今でも私の製作意欲を刺激してやまない。
「いつかギャリソンを越えるのだ！ 必ずギャリソンロッドより良いバンブーロッドを作るのだ！」
そう思いながら日夜研鑽している。
世間に不言実行と言う言葉が、昔から日本人の美徳として言われているが、歪んだ姑息な現代社会では、この言葉は意味を成さなくなっているからだ。ずるい奴には「私そんな事言ってませんよ」と逃げる事の出来る言葉である。
私は逃げ道のない、退路を断った、覚悟とプライドの “有言実行”が私は好きだ。
逃げ道を用意できる安全な道を選ぶ事も賢い人生であろう。しかし有言実行、自分で夢のストーリーを描き、自身でヒーローを実際に演じ、クライマックスで最初の言葉を実現できる人生が一番面白いと私は思うのだ。
有言実行、自分が吐いた言葉と行動に最後まで責任を持った生き方に憧れる。
「私は死ぬまでにギャリソンを超える！」
と又言っちゃった。
バカバカ、自分のバカ！
さあ今日から山形県寒河江川で仲間と今年最後の釣だ。
「６０ｃｍオーバーの虹鱒君、覚悟して置きたまえ！！」
あ～あ 又かい！？