2023年11月15日水曜日

The Wulff Gallery

  Catskill 博物館    AKIMARU 展示会情報

 シーズンもとっくに終わりましたが、今年の日本の気象は昨年と比べても異常でしたね。福岡の11月10日の気温はまだ25度の夏日。かと思うと都心では10月末に雹が降ったり、かと思うと都会に熊が多数出没したり、全ては異常気象が原因。この異常が来シーズンの釣りに多分に影響しそうで・・・という様な悪いNewsばかりではありません。


 良いNewsです。

 New York郊外のCatskill 博物館(Catskill Fly Fishing Center & Museum =CFFCM)主催のAKIMARU BAMBOO ROD HEXAの個展・展示会 2025年開催が決まりました。
 今日の時点での概要は、2024年春から案内告知に絡んだキャンペーン開始、展示会本番は2025年4月か5月初旬にオープニングパーティで幕を開け、9月のCatskill バンブーロッドビルダー・ギャザリングでフィナーレという、約半年を掛けてのスケジュール案です。
 今後、博物館スタッフとアキマルの間で、必要な作業内容やタイムスケジュールを具体的に相談、決定して行く事になっています。


Lee Wulff と同じ空間で
 アメリカFly Fishing界東部の中心地 であり、バンブーロッド文化の中心地 Catskillエリアにある老舗 Fly Fishing 博物館 Catskill Fly Fishing Center & Museum が 1ビルダーの個展を博物館主体で、2年がかりで本格的デモキャンペーンを展開、しかも対象ロッドビルダーが自国のアメリカ人ビルダーではなく、外国人ビルダーのAKIMARUの個展を開催するという本格的イベント、その主役に抜擢された事、HEXAロッドにバンブーロッドの未来の一端を期待された事に身が引き締まる思いです。



 今回のAKIMARU 展示会開催の大きな決め手となったのが、前回、前々回の10DAYSでお伝えした通り、9月14日の博物館でのAKIMARU 展示会打ち合わせ時、804 HEXA 2pc をHARDYの名キャスターJohn Shaner がキャスト、その感想と同時にHEXAとGarrisonロッドとの比較論や、又 New Yorkでアートギャラリーのキュレーターもやっていた博物館館長のAnthony J.Magadino のアキマルバンブーロッドやネット、Fly Box などへの工芸・道具としての完成度の高さへの賛辞と、アキマルの世界観への強烈な共感でした。

HEXAがバンブーロッドの未来へ
 加えて9月16日、一緒にキャスティングを楽しんだレジェンド Hoagy B.Carmichaelの764 HEXAのロッド感想・批評、
 
『 AkiのHEXAロッドがバンブーロッドの未来へ繋がっていく・・・』--------2023年10月22日 10DAYS 『Eternal Theme 』で公開
というこの批評がダメ押しになった様で、このHoagyの批評を読んだAnthonyが自分ごとの様に喜んでくれました。
 Catskill博物館主催で今計画の様な本格的なバンブーロッド展示会開催は、しかも外国人バンブーロッドビルダーの個展開催は初めて?!
 いずれにしましてもバンブーロッドビルダーにとっては大きな名誉である事は間違いありません。
 此処まで37年間、応援して頂いたお客様と仲間達にも、一緒に喜んで頂ければ幸いです。
 本当にありがとうございます。
 必ずこの Catskill 博物館 でのAKIMARU HEXA Exhibition、成功させましょう😎



 アキマルからの提案
 このアメリカCatskill博物館の展示会開催を鑑み、皆様にご協力・お願い・ご提案が一つ。

 コロナ騒動が一段落し、数年ぶりに出掛けた今年の6月と9月旅のアメリカのFly Fishing は以前に比べ、その魅力を増して感じられました。
 片方で、此処数年の地球規模の異常気象が絡む日本の国土と河川の荒れ様、日本人の自然観を含めた人生観、その向こうにある、日本Fly Fishing世界の停滞感、それを否定出来ないことを改めて感じています。
 国土の広い、シェアする文化を持った、Fly Fishingの国アメリカの現状に接する時に、残念ながら、日本のFly Fishing環境との差は歴然です。
 しかし日本人の職人技とFly Fishingのバンブーロッドの組み合わせのクウォリティが、Fly Fishingの国アメリカで、今回のCatskill Fly Fishing 博物館主催の個展・展示会開催という答えを引き出せました。
 これは、日本人のFly Fishing 世界観をお披露目出来る良い機会だと私は捉えています。
 この事を日本のFly Fishing の希望の未来へ繋げる機会になればと夢想します。
 この事は、AKIMARU HEXAロッドの基盤となった日本とアメリカに於ける良い釣りが、良い道具を生み出せたという、紛れも無い事実です。
 鱒釣りも山女魚/岩魚釣りも、魚が住める川があっての話です。
 しかし、今の世界的異常気象と日本の国土の狭さから、日本のFly Fishing対象河川が多数消滅して行っているのはご存知の通り。相まって、日本の内水面行政の不味さも歴然です。

 荒んで行く日本のFly Fishing河川環境について、此処で、もう一度、『川を良くする』という原点に立ち返りましょう。
 先ずはベースになるFly Fishingにとって良い川という物を理解、認識する事をお勧めします。
 日本のFly Fishing 環境の現実をより正確に実感、体感する為の一つの方法として、アメリカのFly Fishingで比較体験する事をお勧めします。
 
 アキマルはアメリカのFly Fishing聖地 Henry’s Fork や Catskill のFly Fishingを紹介しています。
 ご興味のある方は是非、この機会にアキマルまで、ご連絡下さい。
 現地で一緒に釣って、先ずは優れたFly Fishing 河川と本物のFly Fishingを実体験される事をご提案させていただきます。特に20代後半〜50代の次世代のFly Fisher にアメリカのFly Fishing 実体験を、強くお勧めします。
今回のCatskill 展示会の開催に因んで、皆様とご一緒出来るプライベートCatskill旅の2025年春旅案も浮上しています。是非ご一緒しましょう

  Catskill博物館でのAKIMARU HEXA Exhibition 今から展示会の正式名称や、その計画内容等が明らかになっていきます。その計画進捗状況を 10DAYS  で随時レポートしていきます。



AKIMARU BAMBOO RODS
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