2011年8月11日木曜日

no.11 ロッド自慢




今日はちょっぴり厭味なアキマルロッド自慢。



先日お知らせした米国ヘンリーズフォークで開催されたBamboo Rod Days 2011に参加していたTopビルダー、ペア・ブランディン、サンフランシスコの新鋭ビルダー、ロウエル・ヘリコ、そしてこのイヴェントの主催者で世界的に有名なバンブーロッドコレクターの
ネルソン石山さんから、アキマルロッドに関する感想が届いた。



先ずネルソンさんからの感想

“ヘンリーズフォークのBamboo Rod Daysで、アキマルさんの新しいWATAKEロッド2本をキャストする事が出来ました。
其の2本は以前キャストしたアキマルロッドとは全く別物で、その理由のひとつはWATAKEによるものであり、
また、もうひとつはティップまでホロービルトされている事によるものです。
2本とも、それらは素晴らしいキャスティングロッドで、軽くスムーズで、近距離から遠距離まですばらしくレスポンスの良いものでした。
アメリカのビルダーたちも理解しているとおり、ホロービルディングはこのレスポンスのよさに明らかに貢献していると思います”




次は今回私が注目したサンフランシスコの新鋭ビルダー、ロウエル・ヘリコからの感想

“あなたのロッドはパーフェクトだよ。完璧なWATAKE、ロッドの曲がり方やキャストしたときのテンポ。
言葉にするのが難しいけどロッドに関してあなたはナンバーワンだ。
アキ、自分は世界中のベストキャスターの中で、20年間トーナメントキャスティングをやってきた。
あなたのロッドをキャストしたとき、手の中で感じたフィーリングは最高だった。
貴方のロッドは自分がキャストしたいどんな方向にでもラインコントロールできる。
ただひとつ残念だったのは、そのロッドで釣りが出来なかったことだよ。ハハハ... 
来年は是非ヘンリーズフォークで!!”





ロウエルのキャストは素晴らしく美しいループが伸びていた。
其の筈だ。
彼はサンフランシスコの名門クラブ「ゴールデンゲート・アングリング&キャスティングクラブの名キャスターなのだ。




そして同じくトーナメントキャストを実践するTopビルダー、ペア・ブランディンの感想

“今回Bamboo Rod Daysで拝見し、キャスティんグしてみた秋丸氏のロッドは、2日間イベントの中での私のハイライトでした。
期待通りに、その職人の手業には一部の隙もなく、
とりわけそのキャスティングの上質さとCasting Feelは特筆すべきものでした。
私がすばらしいロッドから受けるこのFeelを定義するのは難しいのですが、
言うなればスムーズさと調和とでもいうものです。
かのE.Cパウエルはその事を昇華された(洗練された)統一性と呼んでいました”




ペア初め会場のほぼ全員がキャストした2本のアキマルロッドは
7’9”#4のHFスペシャル84gのフェザーウエイト・トラウトロッドと
7’6”#4の鱒王籐巻きクラッシック。
素材はどちらも日本竹WATAKE
トンキン竹では表現の難しかったパワーと柔らかさと粘り、ホローのピッチと壁厚、
アウトテーパーとインターナルテーパーのバランス・調和、そして7’9”のトラウトロッドにして84gのフェザーウエイト。
これらはWATAKEでしか表現が出来なかった。

これらアキマルロッドの感想の向こうで、初めて見る素材WATAKEに会場のビルダー達が大いなる関心を示した。
其の模様は次回。